《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

全く悪びれた様子もなく言って
のける姿に、あたしは悟る。

この人には、どんだけ怒鳴っ
たってムダだ。


あたしは怒りを押し殺すように
小さくため息をついて、


「どうして、爽介に電話なんて
したのよ?」


こうなったらとことん聞いて
やろう。

あたしはひそかに腹をくくった。


矢崎さんはメガネの奥で何度か
まばたきを繰り返して、


「決まってるだろ?

いずれ桐生クンにだって納得して
もらわないといけないんだから、
話すなら早い方がいいじゃないか」


「納得も何も、あたしはお断りっ
て言ったでしょ!?

人の話聞いてなかったの?」


「聞いてたけど。

何事も成功を信じて行動しない
と、本当にいい結果なんて舞い
込んでこないからな」


――つまり、ナニ?


あたしがOKするって信じてる
から、行動も勝手に先走って
るって?