《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

真後ろから響いた声にバッと振り
向くと――いつのまにかそこに、
矢崎さんがひとりで立ってた。


矢崎さんは爽介が出て行った出口
をおもしろそうに見て、


「あんな桐生クン初めてみたよ。

なんか思いつめてるねー」


「だっ、誰のせいだと思ってん
のよ! ふざけないで!」


よくもそんなこと言えるわね、
って掴みかかりたくなるくらいの
憎々しさ。


もとはと言えば、すべてあんたの
せいなのに!


「誰のせいって言われてもな。

僕は僕の利益のために行動する。
それは当然だろ?」


「あんたの利益なんて知らない。

あたしにはただの迷惑でしか
ないわ!」


「またまた、相変わらずキツイ
なぁ〜。

少しくらいは客観的に考えて
みた?

だったら絶対、迷惑なんてことは
ないと思うんだけど」