真後ろから響いた声にバッと振り
向くと――いつのまにかそこに、
矢崎さんがひとりで立ってた。
矢崎さんは爽介が出て行った出口
をおもしろそうに見て、
「あんな桐生クン初めてみたよ。
なんか思いつめてるねー」
「だっ、誰のせいだと思ってん
のよ! ふざけないで!」
よくもそんなこと言えるわね、
って掴みかかりたくなるくらいの
憎々しさ。
もとはと言えば、すべてあんたの
せいなのに!
「誰のせいって言われてもな。
僕は僕の利益のために行動する。
それは当然だろ?」
「あんたの利益なんて知らない。
あたしにはただの迷惑でしか
ないわ!」
「またまた、相変わらずキツイ
なぁ〜。
少しくらいは客観的に考えて
みた?
だったら絶対、迷惑なんてことは
ないと思うんだけど」
向くと――いつのまにかそこに、
矢崎さんがひとりで立ってた。
矢崎さんは爽介が出て行った出口
をおもしろそうに見て、
「あんな桐生クン初めてみたよ。
なんか思いつめてるねー」
「だっ、誰のせいだと思ってん
のよ! ふざけないで!」
よくもそんなこと言えるわね、
って掴みかかりたくなるくらいの
憎々しさ。
もとはと言えば、すべてあんたの
せいなのに!
「誰のせいって言われてもな。
僕は僕の利益のために行動する。
それは当然だろ?」
「あんたの利益なんて知らない。
あたしにはただの迷惑でしか
ないわ!」
「またまた、相変わらずキツイ
なぁ〜。
少しくらいは客観的に考えて
みた?
だったら絶対、迷惑なんてことは
ないと思うんだけど」

