《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

爽介は代わる代わるみんなに声を
かけられてて、なかなかバスに
乗り込もうとしなかった。


だからあたし達サポーターが、
先にバスに乗り込む。


「隣、いいかな?」


奥の席に座ったあたしに声を
かけてきたのは、マッキー。


「もちろん。どーぞ」


「ありがと」


出発まではまだ少し時間がある。


コンクール用の食材や器具は、
事務局の手配で先に航空便で
送ってあるし、個人的な手荷物も
もう積み込み済み。


後は特にすることもないから、
爽介と新条さんは、ギリギリまで
残留組と話してるかもしんない
な……。


「――仲直り、しなかったんだね」


「えっ!?」


突然小さな声で話しかけられて、
ボンヤリ車窓の外の爽介を見てた
あたしは、ビクッとして振り
返った。


「え……な、なんのこと?」