《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

「………もういい」


低く、吐いて捨てるような呟きが
口からもれた。



あんな言葉を聞くことになる
なんて、これっぽっちも思って
なかった。


あたしが矢崎さんの所に行こうと
するなんて――そんなこと、ある
はずないのに。


それを疑われたことが、体がバラ
バラになるかと思うくらいショックで。


なんだかもう、消えちゃいたい
気分だった。



「は?

もういいってナンだよ!?

オレはお前の気持ちを――、」


「だから!

矢崎さんの所に行くつもりなんて
ない!

あたしはずっと爽介と……!!」


涙がノドにつまって最後まで
言えない。


視界もぼやけてくる。


ダメだ。もう、まともに話せそう
にない。


それにたとえ話せたって……
きっと、今の爽介には伝わらない。


「……帰るわ」


あたしは捨てゼリフのように
言って歩き出した。