《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

結局、そこまでしてくれた爽介を
追い返すなんて選択は、できな
かった。


あたしは爽介の返事を聞くと、
すぐに通話を切って、身支度を
整える。


メイドに出かけることを伝えて、
急いで家を出て。


小走りで正門までの道をたどって
くと、鉄の門扉の向こうに爽介が
バイクにまたがって待ってる姿が
見えた。


手に持ってた赤外線キーで門を
開けて、道路に出て。


ゆっくりと爽介に歩み寄ると、
ポンッとヘルメットが投げて
よこされる。


「……どこに行くの?」


「どこでも。

とりあえず乗れよ」



爽介はそれ以上は何も言わずに、
黙ってバイクを発進させた。


この辺りは本当に一軒一軒が
大きい豪邸ばっかりで、夜とも
なると逆に寂しい。


でも爽介は、それほど遠くには
行こうとしなかった。


一応、すっかり深夜っていう
時間帯に、自宅から引っ張り
出したことを気にしてるのかも
しんない。