《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

混乱と嫌悪で、頭がグチャグチャ
になりそうだった。




……信じられない。




この人は――デザイナーへの
チャンスが増えることを理由に、
自分を選べって言ってるんだ。



『爽介を捨てて、僕を選べ』。



そう、あたしに突きつけてる――。




「……冗談じゃないわ……」


震える声が口からもれた。


グッと握りしめた手も、かすかに
震えてる。



悔しかった。



腹立たしかった。



悲しかった。




あたしが気になるって言ってた
けど、あたし達、お互いのこと
なんてよく知りもしない。


それなのにこんなことを言って
くる矢崎さんの神経は、ハッキリ
言って、理解の域を越えてる。