《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

「――何が言いたいの?」


「うちの店……っていうか僕の
所なら、ほぼ月ごとに新しい
メニューを展開してるよ。

それにうちはホテルだから、
スイーツだけじゃなくて他の
ジャンルにまで手を広げること
だって可能だ。


いずれ結婚式場とか、増築したい
って話も出てるんだよね。

そしたらウェディングドレスの
デザイナーが必要だし」



「それがどうし―――」



つっかかろうとして。


その途中であたしは、硬直した。



「まさか――。

だから、自分の所に来いって
ゆーの!!?」


『引き抜き』。


ただのバイトの身で、そう言って
いいのかはわかんない。


でも矢崎さんが言ってるのは、
そーゆーニュアンスにしか聞こえない。


「単純にうちの店ってだけじゃ
ないよ?

僕なら、きっと今よりいっぱい
デザインの機会を与えてあげ
られる。

僕の方が、桐生クンよりもキミ
には合ってるんじゃないかなぁ?」