けど矢崎さんはあたしの返事
なんてどうでもいいみたいで、
軽くスルーすると、
「それで、本題だけど。
エミさんから聞いたんだ。
桐生クンのピエスモンテ。あれの
デザイン、原案は亜莉紗ちゃん
なんだって?」
「そーよ。
別にいいでしょ、コンクールの
規定に違反してるわけじゃないん
だから」
どんな話がしたいのか知んない
けど、とにかくサッサと終わらせ
たい。
せき立てるように答えたあたし
に、矢崎さんは意味深な笑みを
浮かべた。
「そんな話がしたいんじゃない。
その話を聞いて僕、思ったんだ
けどさ。
亜莉紗ちゃん、せっかくいい
センス持ってるのに、もったい
ないんじゃない?」
「…………は?
もったいない?」
―――って、何が?
「ここって、シーズンごとに限定
メニューはあるけど、基本は定番
メニューで定着化してるだろ?
新作の発表機会なんて、年に数回
じゃないか」
なんてどうでもいいみたいで、
軽くスルーすると、
「それで、本題だけど。
エミさんから聞いたんだ。
桐生クンのピエスモンテ。あれの
デザイン、原案は亜莉紗ちゃん
なんだって?」
「そーよ。
別にいいでしょ、コンクールの
規定に違反してるわけじゃないん
だから」
どんな話がしたいのか知んない
けど、とにかくサッサと終わらせ
たい。
せき立てるように答えたあたし
に、矢崎さんは意味深な笑みを
浮かべた。
「そんな話がしたいんじゃない。
その話を聞いて僕、思ったんだ
けどさ。
亜莉紗ちゃん、せっかくいい
センス持ってるのに、もったい
ないんじゃない?」
「…………は?
もったいない?」
―――って、何が?
「ここって、シーズンごとに限定
メニューはあるけど、基本は定番
メニューで定着化してるだろ?
新作の発表機会なんて、年に数回
じゃないか」

