《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

しょーじきマジでイヤなんだけど
、ここでずっと矢崎さんと押し
問答してても、よけい店に迷惑が
かかる。


だからあたしは諦めて、


「――では、伺います」


短く言ってカウンターを出た。


満足そうな顔つきの矢崎さんと
一緒に店を出て、入口脇の立て
看板の前で立ち止まる。


「よしよし、これで落ち着いて
話せるな♪」


「言ったからには、なんかケーキ
のこと質問すれば!?」


「怖いなぁ。

そんなの時間がもったいない
だろ?」


矢崎さんはしらじらしく驚いた
ような声を出すと、ポスターに
ピタッと指を当てて、


「今年の新作、なかなかいい出来
だと思うよ。

そう桐生クンに言っといて」


「……知らない。

自分で言ってよ」


そんな心のこもってないあんた
からの伝言なんて、伝える気にも
なんないわよ。