《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

代わって、クリスマスシーズンの
準備をしないといけないから。


ずっと試作に明け暮れてた爽介
だけど、今度はパティシエ全員で
協力して、クリスマスケーキの
考案。


こっちも相当に大変そうで、
結局、爽介はずっと忙しいまんま
だった。


で、逆にあたしはと言えば。


いったんデザインを爽介に預け
ちゃったから、爽介が中断してる
以上、することもなくなって。


かと言ってクリスマス準備の邪魔
をするわけにもいかず、バイトが
終わったら、ひとり寂しく家に
帰る日々……。



なんとなく浮かない気分になって
たあたしに、思ってもない事件が
飛び込んできたのは。


そんな日が一週間ほど続いた、
週末の夜のこと――。



バイトを終えて新宿駅までの道を
歩いてると、イキナリ背後から、
誰かに背中を叩かれて。


振り返ったあたしは、驚きよりも
先に、まず眉をしかめた。