《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

あたしは苦笑して爽介を見送る
と、使った食器をシンクに運ぶ。


見ると、シンクには他にもいくつ
か洗い物がたまってたから、
まとめて全部キレイに洗った。


「がんばって、爽介」


あたしはアドバイスとかこんな
ことくらいしかできないけど、
応援してるよ。


そうつぶやいて、あたしも静かに
厨房を出た――。




     ☆☆☆☆☆




そこから、爽介の試作はイッキに
加速したみたいだった。


案の定、爽介はもう1回前の業者
に行ったり、他にもイロイロ探し
たりして、高級な柚コショウとか
を仕入れたみたいで。


毎晩何パターンも試作しては考え
を繰り返して、大変そうでは
あったけど、でも着実に開発は
進んでいってた。



そうして、気がつけばいつのまに
か、季節は11月――。



前にミーティングで決めた通り、
11月の頭からしばらくは、コン
クール用の試作はお休みになる。