《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

それ以来、カフェの窓際の席で
人間観察しながらデザイン考える
ってゆーのが、けっこう好き
だったりするのよね。


居心地よさそうな通り沿いの席を
確保して、コーヒーをオーダー
して。


買ったばかりのスケッチブックを
開いて、向かい合う――。


「………………」


筆の向くまま、何パターンかを
描いてみて。


「………なんか、ありきたり」


今までボンボン・ショコラなんて
数え切れないほど食べてきてる
けど、しょーじき、形なんて意識
したことなかった。


だから初めて意識したのは、
それが課題品目だってわかって、
爽介の本を改めて見せてもらった
ときぐらい。


……そのとき写真で見たのが、
逆に印象に残り過ぎちゃってる
のかなぁ。


なんか、今描いたのはどれも、
『何かの模倣品』って感じがする。


「違う。こんなのじゃない。

もっとオリジナリティがなくっ
ちゃ……」



――それから何分くらい、描いて
は次のページをめくり、を繰り
返したかわかんないけど。