《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

……って、考えてたら昨日の一件
また思い出しちゃった。


なんてゆーか、矢崎さんの軽薄さ
には、ホントガッカリ。


どんだけおいしいスイーツが
作れたって、なんかもぉ、あの人
に敬意を払う気にはなんない。


パティシエとしての腕と性格は、
別モノかもしんないけど。


でもあたしは、あんな人には
ゼッタイ負けたくない!


「よし、とりあえずがんばろ!」


あたしは方向転換して、近くの
百貨店に入った。


画材コーナーでスケッチブックと
色鉛筆を買って、またすぐ外に
出る。



矢崎さんには負けたくないし、
爽介もがんばってるし。


とりあえず、あたしも始めて
みなくちゃ。



辺りを見回すと、通り沿い一面が
ガラス張りになってる、雰囲気の
いいカフェが1軒、目に留まる。


あたしは迷わずその店に入った。


パリでデザインを考えるとき、
ルームメイトにいろいろ口挟まれ
るのがイヤで、よくカフェに入り
浸って考え事してた。