《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

「あぁ、そうしろ」


「がんばってね、爽介。

きっと今よりずっとよくなると
思うわ」


貢と雫の応援に、爽介は『おぅ』
と、力強く返事して。


そして唐突に、クルッと首を
動かして、あたしを見る。


「亜莉紗。

今日作ったヤツも、お前のデザ
インと組み合わせるかもしんねー
からな。

お前も頼むぜ、試作」


「わかってる。

あたしだってがんばるわよ!」


あたしは頷いて、そう、力を
込めて答えた。






「とは言ったものの……」


駅までの道を歩きながら、ポツリ
と独り言をもらすあたし。


爽介達は片付けに時間がかかるっ
て言うんで、あたしはひとり、
先に帰ってきた。


手伝うよりも、あたしはあたしの
役目――ボンボンのデザインに
時間を費やす方がいいかな、って
思ったのもあるんだけど……。


「実際、まだゼンゼンいいアイ
デアも浮かんでないのよね〜」


昨日銀座に行ったのも、イヤな
思いしただけで、収穫は特に
なかったし。