あたしはちょっと迷ってから、
ココナツがまぶしてあるのを手に
とった。
雫もあたしにならうように手を
伸ばして、ほぼ同時に、ふたりで
口に運ぶ。
「……………!?」
噛んだ瞬間。
チョコレートを食べてるとは思え
ないほどの清涼感が口いっぱいに
広がって、あたしは目を丸く
しちゃう。
「え、コレ、何……!?」
よく知ってる味の気がするけど、
チョコとココナツと絶妙な具合で
味がミックスされてて、とっさに
ひらめかない。
「これは……柚(ゆず)ね。
柚のジュレでしょ、爽介?」
雫の問いかけに、爽介はニヤリと
笑って、
「あたりー」
「……柚……」
そうだ、言われればたしかに、
この風味はそれに近い。
でも柚って、もっとすっぱいもん
じゃなかったっけ?
けど、このボンボンの中身は、
加工してあるとはいえ甘くて、
すっごくフルーティー。
「ただの柚じゃねーぜ。
茨城県産、最高級品種。
他の品種とは比べもんになんねー
くらい、甘みがあるヤツなんだ」
「そんなのあるんだ……」
ココナツがまぶしてあるのを手に
とった。
雫もあたしにならうように手を
伸ばして、ほぼ同時に、ふたりで
口に運ぶ。
「……………!?」
噛んだ瞬間。
チョコレートを食べてるとは思え
ないほどの清涼感が口いっぱいに
広がって、あたしは目を丸く
しちゃう。
「え、コレ、何……!?」
よく知ってる味の気がするけど、
チョコとココナツと絶妙な具合で
味がミックスされてて、とっさに
ひらめかない。
「これは……柚(ゆず)ね。
柚のジュレでしょ、爽介?」
雫の問いかけに、爽介はニヤリと
笑って、
「あたりー」
「……柚……」
そうだ、言われればたしかに、
この風味はそれに近い。
でも柚って、もっとすっぱいもん
じゃなかったっけ?
けど、このボンボンの中身は、
加工してあるとはいえ甘くて、
すっごくフルーティー。
「ただの柚じゃねーぜ。
茨城県産、最高級品種。
他の品種とは比べもんになんねー
くらい、甘みがあるヤツなんだ」
「そんなのあるんだ……」

