数週間が過ぎる頃には、
『別にそんな気にするほどのこと
でもないか』
って感じで、みんなの態度も、
すっかり落ち着いた。
みんなならきっと認めてくれる
んじゃないかって信じてたけど
――これにはホント、感謝の一言。
それ以来あたしは、名前も本名の
『神月』を名乗るようにして、
今まで同様働いてるわけだけど
……。
ようやくこの件が落ち着いたって
ゆーのに、今度は実は爽介と
付き合ってます、なんて。
さすがのあたしも、コワくて
バラせない(汗)
だからもうしばらくは、これは
ヒミツ。
「とにかく今日はヤボ用。
じゃーね、お疲れさま」
着替えを済ませたあたしは、
手早く荷物をまとめると。
まだ何か言いたそうな面々に手を
振って、ロッカールームを後に
した。
裏口から外に出て、店の駐車場を
確認する。
従業員用のスペースに、爽介が
通勤で使ってるバイクは……ない。
『別にそんな気にするほどのこと
でもないか』
って感じで、みんなの態度も、
すっかり落ち着いた。
みんなならきっと認めてくれる
んじゃないかって信じてたけど
――これにはホント、感謝の一言。
それ以来あたしは、名前も本名の
『神月』を名乗るようにして、
今まで同様働いてるわけだけど
……。
ようやくこの件が落ち着いたって
ゆーのに、今度は実は爽介と
付き合ってます、なんて。
さすがのあたしも、コワくて
バラせない(汗)
だからもうしばらくは、これは
ヒミツ。
「とにかく今日はヤボ用。
じゃーね、お疲れさま」
着替えを済ませたあたしは、
手早く荷物をまとめると。
まだ何か言いたそうな面々に手を
振って、ロッカールームを後に
した。
裏口から外に出て、店の駐車場を
確認する。
従業員用のスペースに、爽介が
通勤で使ってるバイクは……ない。

