だからこんな話、これっぽっちも
聞いてたくなんかなかった。
「とにかく、秘密にしといて
欲しいってことはわかりました。
約束しますよ、誰にも言わない
って。
だからもう、帰っていいです?」
フキゲンをあらわにした声で言い
放つと。
あたしは、答えも待たずにガタッ
と椅子を鳴らして立ち上がった。
矢崎さんは座ったままあたしを
見上げたけど、何も言わない。
ただ、瞳の奥で、何かを楽しむ
ような光がキラッと光る。
――引き留めるつもりがない
なら、好都合。
あたしはここぞとばかりに荷物を
掴むと、足音も荒々しく店を
後にした――。
☆☆☆☆☆
聞いてたくなんかなかった。
「とにかく、秘密にしといて
欲しいってことはわかりました。
約束しますよ、誰にも言わない
って。
だからもう、帰っていいです?」
フキゲンをあらわにした声で言い
放つと。
あたしは、答えも待たずにガタッ
と椅子を鳴らして立ち上がった。
矢崎さんは座ったままあたしを
見上げたけど、何も言わない。
ただ、瞳の奥で、何かを楽しむ
ような光がキラッと光る。
――引き留めるつもりがない
なら、好都合。
あたしはここぞとばかりに荷物を
掴むと、足音も荒々しく店を
後にした――。
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