《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

だからこんな話、これっぽっちも
聞いてたくなんかなかった。



「とにかく、秘密にしといて
欲しいってことはわかりました。

約束しますよ、誰にも言わない
って。

だからもう、帰っていいです?」


フキゲンをあらわにした声で言い
放つと。


あたしは、答えも待たずにガタッ
と椅子を鳴らして立ち上がった。


矢崎さんは座ったままあたしを
見上げたけど、何も言わない。


ただ、瞳の奥で、何かを楽しむ
ような光がキラッと光る。



――引き留めるつもりがない
なら、好都合。



あたしはここぞとばかりに荷物を
掴むと、足音も荒々しく店を
後にした――。



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