《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

矢崎さんはフッと小さく笑うと、


「亜莉紗ちゃんにはまだちょっと
わかんないかなー、若そうだし。

そーゆーオトナの関係もあるって
ことだよ」


――何がオトナの関係よっ。

んなの、いくつになったって
わかりたくないっての!


「歳は関係ないと思います。

まあきっと、あたしには一生
わかんないでしょーけど」


「そう?

でも、僕達きっとひとまわりは
違うよ?

亜莉紗ちゃんまだ20代そこそこっ
てとこだよね?」


素直に答える気にもならなかった
んで黙ってたけど、矢崎さんは
さして戸惑う様子もなく続ける。


「僕は30歳、エミさんは33歳。

30代にもなるとねー、価値観も
人生観も、昔とはガラッと変わっ
ちゃうんだ」



……知らないわよ、そんなの。


それがホントかどうかなんて、
あたしには知りようもないけど。


でも――何歳になったって、
真剣に人を好きになる気持ちに、
違いはないはず。


少なくとも、今20歳のあたしは、
そう思ってる。