《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

――この人、心から松岡さんの
ことが好きなわけじゃない。



矢崎さんはちょっとだけ驚いた
ような表情を見せたけど、すぐに
イタズラっぽく苦笑して、


「ハッキリ言うねー。

ま、否定はできないかな。

彼女の場合はたしかに、旦那以外
のオトコに甘えるのが『癒し』
だったってコトだ。

旦那は上司。僕は部下。

立場も全く逆だしね」


笑みと一緒に、メガネの奥の目が
スッと細くなる。


あたしはますますムカつきが
増してきて、もはや押さえようが
なくなってた。



――バッカみたい。


それじゃ、矢崎さんは体よく
松岡さんの『癒し』に利用されて
るってわけ?


ううん、本人も同意のうえみたい
だから、『利用されてあげてる』
とでも?


そんなことで、男女の関係に
なっちゃうの?

……松岡さんには、旦那さんが
いるのに。



もう隠そうともしてないあたしの
考えは、手に取るようにわかって
たに違いない。