《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

ここに来れば、また何か新しい
刺激があるんじゃないかって
思ってたけど……残念ながら、
今回ばかりはハズレちゃったかな。


軽くため息をつきつつ、最後に
もう1回ウィンドウをザッと
眺めて。



――あたしは、驚きで心臓が
弾けるかと思った。



「ウソ……、今の―――!!?」



周りの目も忘れて、叫び声をあげ
つつバッと大ゲサに振り返って。


今目にした光景を探して、必死に
辺りをくまなく見回す。


しばらく探して、ようやく人ゴミ
に紛れて消える間際に、その姿を
見つけた。


「矢崎さん……!」



そう。



あたしが目にしたのは。



ショーウィンドウに映る、見覚え
のある横顔。


誰かと並んで歩くその男の人が
矢崎さんに見えて、あわてて
確認したけど――見間違いじゃ
なかった。


「あるイミ、すっごい偶然が
転がってたわね……

っと、ヤバッ!」


その姿を見失いそうになって、
あたしは急いでウィンドウを
離れて歩き出す。