《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

     ☆☆☆☆☆



「あー、なんか今日、すっごい
忙しかったね!」



早番の仕事を終えて、夕方。


ロッカールームで着替えてる
最中、一緒にあがったコのひとり
が、疲れ切った声をあげた。


「だねー。

いつもの1,5倍はセット出た
気がする〜」


「ほーんと、動きっぱなしだった
よね。

あたし超お腹すいちゃった〜」


「あ、私もぉ!

ねね、みんなでなんか食べに
行かない??」


周りにいた数人が賛同して、
盛り上がり出して。


その輪からちょっと離れた所で
着替えをしてたあたしにも、


「ね、亜莉紗も行こうよ?」


って、声がかかった。


「あ、ゴメン。

あたし今日、先約」


ついさっき入ったばっかなん
だけどね。


「ありゃ。

もしかして、デートぉ!?」


「え? ち、違うわよ」


ったく、これだから女の集団は

誘いを断ると、次にはゼッタイ
これが来るんだから。


「あっやしーなぁ〜?

亜莉紗カワイイのに、カレシ
いないとかアリエナイと思うん
ですけど?」