―ガチャッッ!!




「小倉くんっっ!
小早川くんが呼んでた―――――・・・」





…ち、畜生…。




このいい雰囲気のタイミングで入ってきやがった邪魔野郎…。




杏梨ちゃん!!!





「…あ…ああ。
すぐ行く」






…え……行っちゃうの?





「…続きはまたあとでな」






達也が私の耳元でそう言い、グラウンドへ走っていった。




部室には、私と杏梨ちゃん2人きり…。