達也は、いきなり私にキスをした。





「………この甲子園、実波のためだけに戦う」





達也はしっかり私の目を見た。






「…だから、ぜってー優勝する」






 ――――――遠い日の約束を





「………愛してる」






 ―――――――――覚えていますか?