「……あんた… 中森果菜って………」 そう呟いた飛鳥は、真っ青な顔をしていた。 「…中森果菜。 私が全国優勝したとき、決勝で戦った相手だ―――・・・」 ―――――――――――え? 「じゃあこいつ…果菜は、その年に全国準優勝してたってわけかよ!?」 飛鳥の言ったことに真っ先に食いついたのは、翼。 「何者だよ…中森果菜って」 達也までそんなことを言い始めた。