「なんで!?ねぇ、准!!なんでよ!?」 いつの間にはあたしは涙をボロボロ流し、 訴えた。 「早く帰れよ・・・。 風邪、引くぞ。」 そう言ってあたしに向けた背中は、 とても大きく見えた。 好きになったあの日から、 付き合い始めたあの日から、 キミはこんなに一人で成長して、 あたしの元から旅立っていった。 「・・・・准・・・・。」