涙桜~見上げた空~


「ぃっ・・・やだ・・・!!」




必死に足掻いてもまったく無駄。





誰か、助けてー・・・・








ふと見ると、その先輩の唇が


あたしの唇に触れそうー・・・





こんなんだったらグロス付けるんじゃなかった!!!







すると、





「利実ちゃん!!!???」





一人の聞き覚えのある声が聞こえた。







するとあたしを抱きしめた先輩は、



チッ。と舌打ちをし、逃げた。






あたしはその場に座り込んだ。






すると、野球部の先輩が駆け寄ってきた。







「野球部の・・先輩・・・・。」






「利実ちゃん!!大丈夫!?」





あたしは無意識にボロボロ涙がこぼれた。