君に幸せの唄を奏でよう。



あたしは避け、あいつと同じように男を足払いした。


「うぉッ!」


男は、見事にこけた。


…見様見真似で出来るとは。


さっすが、あたし。


「ッこのアマが!!」


男が立ち上がりあたしに襲い掛かってきた。


………こうなったらあの手を使うしかないか。


「このッ!!」


あたしは、男の股間をおもいっきり蹴りあげた。


「£○■※◇〒★!!」


男は声にもならい声を上げて疼くまった。


あいつ大丈夫かな。


あたしは、あいつを見た。


あたしが見た時に、あいつは男の手を掴み投げた。


「~~~ッ!!」


男は、痛そうな顔をしていた。


あれって、柔道の出足払いじゃん!


「あんた凄いわね。柔道やってるの?」


あたしは、感心して聞いた。


「いや、テレビでやってたのを見様見真似で」


あいつは、素っ気なく答えた。


「はっ?!」


あたしは、予想外の答えが返ってきたのでビックリした。


見様見真似で、あんな綺麗に投げれるわけ?!


どんだけ運動神経いいのよ?!


「それより、大丈夫だったか?」


あいつは、心配して聞いてきた。


「大丈夫よ。それに向こうの人は、しばらく動けないだろうし」


あたしは、地面に疼くまってる男を見ながら言わった。


「……………確かに」


あいつも、男を見ながら言った。


「く…テメえら、よくも…!」


投げ倒された男が腰を押さえながら言ってきた。


「まだやるつもりか?2対1でも、俺は構わないが?」


あいつは、冷静に淡々と男に言った。


「く…ッ!覚えていろよッ!」


男は、あたしが倒した男を連れて逃げ出した。


「…あ、ありがとう。助けてくれて」


あたしは、お礼を言った。