君に幸せの唄を奏でよう。




「やった!じゃあ、改めて自己紹介しないと。あたしの名前は高橋 唄。
だから、唄って呼んで!

篠原くんは、確か亮太だったわよね?」


「うん」


「じゃあ、改めてよろしく!亮太!」


ドキッ!


唄の笑顔を見て、惚れてしまった。


「よろしく…う、唄」


顔が赤面し、バレないように顔を下に向けた。


それから、毎日唄と音楽の話をした。互いの家に行っては、演奏をした。唄の歌声に合わせて演奏をした。


この頃から、音楽漬けの生活が始まった。毎日が楽しくて、暇さえあれば唄と音楽について語り合っていた。


「誰か曲作ってくれないかな~」


俺たちは悩んでいた。バンドを組む以上、曲は作らなくてはならない。唄は曲作りが苦手なので、困り果てていた。


「俺…作れる」


「本当?!」


俺は恐る恐る言ったので、身を乗り出して聞いてきた唄に驚いて驚いてしまった。


曲作りのキッカケは、ベースを弾いている内に、頭にメロディーが浮かび、いつのまにか曲作りを始めていた。