君に幸せの唄を奏でよう。




俺と唄の出会いは、小学校4年生の時だった。


初めて同じクラスになり、男子から人気があった。


理由は、栗色に近い髪で顔も可愛かった為、容姿だけでも騒がれていた。


俺もその中のひとりで、気がつけば目で唄のことを追いかけていた。


今思えば、その時から唄に惹かれていた。


だけど、仲が良くなかったので、話すキッカケもなく踏み出せなかった。


そんなある日、俺の友達の木川が唄に惚れ告白をしたが撃沈した。


唄に「木川くんとあんまり話したことないから、よく分からない。ごめんなさい」とフられた。


友達は、クラスの人気者でカッコイイので、女子からモテていた。


今までフラれた経験がないので、かなり落ち込んでいたのを今でも覚えている。


しかし、それを機にクラスの女子から叩かれるようになった。


女子からすれば、木川に告白されるのは、最高の幸せと考えていたらしい。


そのため、唄がフッてしまったので妬まれてしまった。


今思えば、唄は損をするタイプだった。