世界で1番アイシテル



―――――りんside


「おにいちゃ「凌弥。」


「え……?」


「凌弥って呼んでほしい。」


「りんのお兄ちゃんじゃなく
りんからの男でいたい。」


お兄ちゃん……いや、
凌弥はまだあたしを
愛してくれてたの?


凌弥の目を見れば
そんな答え、すぐわかる。


「もう1回……、
やり直そう?」



ドクン……――っ


心臓が大きくはねた。


ダメ……この雰囲気に



流される……―――。




「りょー……や、」




凌弥の頬に手を伸ばした。