「もういいよ!
今日はナシ!
てかもう綾なんかと遊ばない!
じゃあね!!」
なりちゃんの鞄を持って
教室を飛び出した。
「待てよ!」
綾が追いかけて来るのなんか
気づかないっ
と言わんばかりの態度で無視。
「シカトしてんぢゃねえよ。」
ドンッ
壁に押し付けられた。
「……やめて。」
「お前、調子乗んのも
いい加減にしろ。
いくらお前でも
んな勝手な事したら
許さねえからな……?」
ゾクッ!!
綾がキレた。
いくらいつもが優しい綾でも
裏の顔はここらを制覇してる。
キレて何をされるかわからないし
約束を破る奴が1番嫌いなのを
あたしは知ってる。
「お前はそうゆう人間のくずか?
違うだろ?」
ゴクッと生唾を飲んで頷く。
「お前ちょっと取り乱しすぎ、」
「ごめん。」
綾はすぐ優しい綾に戻った。

