「はあっはあっ なりちゃん!」 団地の公園に着くと なりちゃんがブランコに座って 泣いてた。 「なりちゃん……。」 「りん……?りん〜っ」 なりちゃんがあたしに抱きつく。 いつも大人ななりちゃんは 綾が絡むと ありのままの自分になる。 「ふぇ〜……」 「なりちゃん、とりあえず あたしん家行こう?」 そのままなりちゃんを連れて あたしん家に戻った。