「俺昔から、束縛激しくてさ、
あんま続かないんだよ。
まあ俺が束縛し出したのも
元カノのせいでさ?
すんげぇ好きだったの。
そいつの前に付き合ってた子も
好きだったけどさあ
浮気とかしてなかったし
信用してた。
だから勿論その元カノの事も
信用しきってたわけ。
なのに……なのにさ
浮気してたんだ。」
遊夏は笑ってるけど
笑い切れてなかった。
とても悲しそうな顔してた。
「もう頭の思考回路ぶっつぶれて
毎日毎日ヤンチャしてさ
殴り合いの喧嘩して警察行ったり
してたんだけど、
最終的に喧嘩にも飽きて
元カノんとこ行って
無理やりヤッた。
でもこれはお前への罰だ、
お前が悪いんだろ?
そう思ってた。
でも…………
いま思えば男として
人間として最低だよな。」

