「なんなんだよ、これ。」 「翼あ、あたし、 どうしよう。 みんなでカラオケ行くの 遊夏に言っちゃったし……。 監禁なんてヤダああっ!」 さっきより強く 翼にしがみついて 翼も抱き締めてくれる。 ―――――――――♪~ ―――――――――♪~ ―――――――――♪~ ビクッ! 体が震える。 「切るよ?」 「…っだめ。 でるから……。 貸して…?」 もちろん怖いし 今すぐ逃げ出したいし 切りたい。 でも、思った。 `出なきゃ´って。