世界で1番アイシテル




「りん……。」


昌が切なそうに

あたしを呼んだ。


「なに……?」



「辛い道ばっかり歩くのなんて

しんどくないの?」



昌はあたしをぎゅっと抱きしめて

呟いた。

その言葉に

あたしも涙が溢れそうになり

ぎゅうっと抱きしめ返した。




それからは毎日交代で

遊夏や歩達とあそんだ。

それでもやっぱり

翼がいない毎日は

あんまり物足りない。


歩達は、あたしが遊夏と遊ぶ日に

男子と遊んでるみたいだし

罪悪感なんてないけど…。


寂しいっちゃ、寂しい。