『一滴』の雫



『てか何の為にその情報が…』


ヤバいバレそう!



『じゃあね!!教室で待ってる!』


全速力で走って教室に着いた。



『あ、咲ちゃん!どうだった?』


『あ、藍由…何とか…ね。』



『よかったねッ!!じゃああたしも聞いてくるー!翔君に!』


…藍由ガンバ!!


『笠部ー客!!』


『あ、うん!』


お客か…誰??心当たり無いし。


『あの、ちょっと来てもらえませんか…??』


その子はぱっと見先輩かな??って思ったけど敬語だし。何年だろ??























連れて来られたのは、初等部の裏庭。


『で…何??』


見当もつかないもんね。何言われるかなんて。



『俺初等部5年3組の夏 達也って言うんだけど…友達になってくれないかな?と思って!』


わぅ…。結構カッコイイかも…。これはもうOKしか無いよ!!


『いいよ!よろしく!達也君!』


『ありがとう!じゃあ…咲奈先輩!』