「―――………我々狩人は、この地と共にあるべきもの。………この身はこの地の全てから生まれ、この地に帰るもの。…何が起ころうとも、我々はこの地と共に運命を、迎えるのみ。…………………異端者共が何をしようが………………関係無い…」
たとえ、大地が削れようとも。
たとえ、全ての木々が薙ぎ倒されようとも。
たとえ、多くの民の命が絶えようとも。
たとえ。
この身が、滅びようとも。
神がそう望むのならば、我々は従うのみ。
神の願いは、我々の願い。
意志の固さを感じさせる、長老の低い声。
神官は足元を凝視したまま溜め息を吐き、口元を小さく歪めて。
「―――…老人には、荷が重いな」
微笑とも取れぬ曖昧な笑みを、浮かべた。


