激しく上下する彼の肩に伸ばしたレトの手は………触れるか否かのその直前、熱が戻りつつあるがまだ冷たいレトの手に、逆に掴まれた。
「………っ………ほら……ほらね……!」
レトの手をギュッと握りながら咳き込み、ゆっくりと上がった彼の顔は………何かを得られたかの様に、これ以上無い程の喜々たる笑みが浮かんでいた。
レトの手をギュッと握り締めながら、彼は口元を緩ませた。
「………ほらっ………ほら……やっぱり…夢の御告げは本当だっただろう!嘘なんかじゃなかっただろう!……僕は狂ってなんかいなかった………僕はやっぱり……王族だった!ちゃんと…王族だった……この国の頂点に立つ王だ…!」
自己を確認するかの様に独り言を漏らす彼は、嬉しそうに笑う。
ね?…ね?
同意を求めるかの様に、ユノは正面にいるレトをまっすぐ見据えてきた。
……カッと大きく見開かれた彼の瞳には、嬉しさと共に、何処か様々な情念が渦巻いていた。
それが何なのか、透き通る瞳に映されたレトには分らなかったが…。
………何故か、微かな恐怖を覚えた。
「凄い………凄いよ…!………僕が王族だっていう、目に見える証が無くったって……僕が次の王であることは真実なんだ…!……むしろこれで証明されたも同然だ!…………………僕は…狂ってなんかいなかった……………………ねぇ!レト!…僕、王様になるんだよ…!……僕は王なんだよ!」
「……………うん…」
「凄いよね…偉大な事だよね!………ああ……僕は……王なんだ…」
「………っ………ほら……ほらね……!」
レトの手をギュッと握りながら咳き込み、ゆっくりと上がった彼の顔は………何かを得られたかの様に、これ以上無い程の喜々たる笑みが浮かんでいた。
レトの手をギュッと握り締めながら、彼は口元を緩ませた。
「………ほらっ………ほら……やっぱり…夢の御告げは本当だっただろう!嘘なんかじゃなかっただろう!……僕は狂ってなんかいなかった………僕はやっぱり……王族だった!ちゃんと…王族だった……この国の頂点に立つ王だ…!」
自己を確認するかの様に独り言を漏らす彼は、嬉しそうに笑う。
ね?…ね?
同意を求めるかの様に、ユノは正面にいるレトをまっすぐ見据えてきた。
……カッと大きく見開かれた彼の瞳には、嬉しさと共に、何処か様々な情念が渦巻いていた。
それが何なのか、透き通る瞳に映されたレトには分らなかったが…。
………何故か、微かな恐怖を覚えた。
「凄い………凄いよ…!………僕が王族だっていう、目に見える証が無くったって……僕が次の王であることは真実なんだ…!……むしろこれで証明されたも同然だ!…………………僕は…狂ってなんかいなかった……………………ねぇ!レト!…僕、王様になるんだよ…!……僕は王なんだよ!」
「……………うん…」
「凄いよね…偉大な事だよね!………ああ……僕は……王なんだ…」


