「僕が、可哀相…?…………僕の………何を、知っているっていうんだ!!何をだよ!……何も…何も……知らないだろう…!!」
「………………ごめ…ん…」
…身震いしながらヒステリックに喚き散らすユノ。
………軽率な事を言ってしまった。
どうすれば良いのか分からないまま、とにかく謝るレトだったが、当のユノは聞く耳を持とうとしない。
「………君なんかに言われたくないな!………何様のつもりだよ!君は僕の何だって言うんだよ!」
「………あの……」
小刻みに震えるユノは、繋いでいた手を思い切り振り払った。
暖かった温い熱はあっという間に無くなり、空を掴む手の平を、容赦無い吹雪きの息吹が冷やしていく。
「―――……卑しい…狩人の分際で!」
………卑しい、狩人。
………狩人。
ただただ………レトはユノを見詰めた。
小さな唇は微かに動くのが精一杯。
漏れ出る言葉はどれも、絶え間なく続く「ごめん」の連続で…。
「……………………………ご…めん………ごめん………ごめん……なさい………」
………胸中で渦巻くこの気持ちの悪いのは、一体何なのだろうか。
狩人である自分を非難された事には、何の怒りも感じない。
ただ………。
…………悲しい。


