長かっ…長かった。とんでもなく長かった。
…第二部、ようやく終わりました。まず執筆にかかった年月ですが…一年以内に書き終える筈が丸々二年かかってしまいました。読者の方々にはこんなところまでついて来て下さって…もう感謝の前に謝罪をしないといけないのでは…。

今回の第二部ですが、テーマとしては『友情』と『親子』です。
同じ家にいて、一緒にいるのが当たり前の様な親と子ですが…ずっと一緒である筈がないんです。そして仲がいいばかりでもありません。互いに溝がある、嫌悪感を抱いているなど…様々な家庭があると思いますが……切っても切り離せない、そんな関係です。

そして友情。皆さんは、友情と何かを天秤にかけたことはあるだろうか。
友達、友達と互いに言っていても、貴方にとってその人にとって、友情とは果たして一体何なのか。

脆いものなのか、無くてはならない確固たる絆なのか。
生まれて初めての最初の友達は、一体誰だったのか。

…第一部もそうでしたが…また私は悲しい終わり方を書いてしまいました。キャラクターに愛情を持ってしまうと、そんなシーンではついつい手が止まってしまいます。

こんな形でまた、一人の主人公に重い過去を背負わせてしまいました。

何かを背負って越えていく。たくさんの命を、思いを抱えて、生きていく。
亡國のテーマは『生きること』です。物語自体が、人の生き方みたいなものです。






さて、第二部が終わったので、念願の第三部にぼちぼち移ろうと思います。
クライマックスだけは、もう既に頭にあります。亡國シリーズの最後の物語ですからね…気合い入れていかないといけません。企画で選ばせて頂いた新キャラクターもようやっと動かせます。ワクワクです。

これから先、ローアンや二つの大国が、世の流れに沿って忙しく動いていきます。
フルチェンジした新しい王達の行く末を、どうか見守ってあげて下さい。



今年いっぱいはまず忙しいですが、頑張って書きます。
その内ひょっこり第三部も投下しますので。

では。