「アレアレ、仲間外れぇ―!!知らにゃいの―?わぁ―恥ずかし―!!」
何故かルウナまでもが知っている様な口振り。
ルウナに背に跨がれ、頭の角を掴まれて引っ張られている哀れなルアを傍目に、アレクセイは一人狼狽した。
「………アレクセイ、お前…知らないのか?」
キョトンとするローアン。ダリルはアレクセイを一瞥して呟いた。
「……………………………………そういえば、あんたに教えるの忘れてた」
「………苛め…!?」
そうかそうか、しまった、うっかりしてた、と惚けるダリルの目は…笑っている。
わっ、とどうしようも無く泣き出したい衝動に駆られたが、アレクセイ、堪えました。
ローアンは溜め息を吐き、腕を組んでポツリポツリと話し始めた。
「…………………実は…極秘の計画があってな。……バリアンにデイファレトの王族の捜索を認可してもらっても、もらえなくも…やる気満々だった………」
「………………何を……ですか?」
訝しげな顔を向けるアレクセイ。
その問いに、元気な声が答えてくれた。
「はーい!!王族の、しょう索―!!」
「………………えええっ!?」
王族の………捜索。
アレクセイは目を丸くして驚嘆の声を上げた。
「………ほ、本当で御座いますか!?」
「ああ。バリアンと国交を深めた上で、捜索をしたかったのだが……………あの悪名高き国が、そう簡単に捜索をさせてくれる筈が無い。………返事の文には『許可』とあるかもしれないが………必ず何処かで、妨害をしてくるだろう……」
「…だから、邪魔されるのが大嫌いなうちの陛下は、一足先に捜索を開始された。…睨まないでよ陛下」


