あたしのこと、好きじゃなくてもいいから。
嫌いになってもいいから。
だから、だから。
まだ、貴方の傍に。
まだ、貴方と。
まだ。
まだ、まだまだまだまだ。
ずっと。
「………………ザイっ…!」
何処にも、行かないで。
涙を拭おうともせず。ただ彼との距離が悲しくて。切なくて。
ああ…あたし、また我が儘言ってる。
………でも、嫌なものは嫌。
だから。ザイ。
置いて、行かないで。
アシュは無意識で、彼に向かって手を伸ばした。
歩み寄ろうとした。
寂しくて、仕方なくて、子供みたいに縋り付こうとした。
アシュの、真っ直ぐな視線の先。
佇む彼は、ザイは、その途端…。
…静かに、そっと、優しい微笑を浮かべて。
「―――………私もお前が好きだ、アシュメリア」
まるで森の吐息の様な、雪を散らした突風が、二人の間を駆けて行った。
思わず目をつむったが、それは一秒足らずと本の一瞬の間で。
次に瞼を開いた時。
ザイは、いなかった。
微笑を浮かべた彼の姿は、無かった。
何処にも、無かった。
アシュは、泣いた。
彼を想って、泣き続けた。
嫌いになってもいいから。
だから、だから。
まだ、貴方の傍に。
まだ、貴方と。
まだ。
まだ、まだまだまだまだ。
ずっと。
「………………ザイっ…!」
何処にも、行かないで。
涙を拭おうともせず。ただ彼との距離が悲しくて。切なくて。
ああ…あたし、また我が儘言ってる。
………でも、嫌なものは嫌。
だから。ザイ。
置いて、行かないで。
アシュは無意識で、彼に向かって手を伸ばした。
歩み寄ろうとした。
寂しくて、仕方なくて、子供みたいに縋り付こうとした。
アシュの、真っ直ぐな視線の先。
佇む彼は、ザイは、その途端…。
…静かに、そっと、優しい微笑を浮かべて。
「―――………私もお前が好きだ、アシュメリア」
まるで森の吐息の様な、雪を散らした突風が、二人の間を駆けて行った。
思わず目をつむったが、それは一秒足らずと本の一瞬の間で。
次に瞼を開いた時。
ザイは、いなかった。
微笑を浮かべた彼の姿は、無かった。
何処にも、無かった。
アシュは、泣いた。
彼を想って、泣き続けた。


