そして向かえた翌朝。

 真っ青に高い空。
 九月の日差しはまだまだ厳しい。

 寝不足の目に太陽が染みる。

 あれから――。

 お兄ちゃんに言われた通り、一晩中しっかり冷やしてたせいか、足首の痛みはずいぶん良くなった。
 
 まだ少し腫れていて、ゆっくりとしか歩けないんだけど。

 顔の擦り傷は……。

 顔をくっつかんばかりに鏡を覗く。

 かさぶただけど、まだしっかりわかる〜。