身体中が拒絶する。 分かってたけど 解ってなかった。 違う。 違う違う。 こんなんじゃない――。 口のなかを犯されて、 やっと認めることが出来た。 あたしは、なんて鈍くてバカなんだろう。 力を抜いてされるがままになる。 唇や口の中には他人のソレ。 悲しい違和感。 無意識に湧いてた涙がこぼれた時、 やっと呼吸が自由になった。 離された唇を噛み締めて俯く。 恥ずかしいやら 悲しいやら 情けないやら。 忙しいあたしの感情。 長谷川くんの顔が見れない。