「お兄ちゃんのことしか書いてないよね〜コレ。笑っちゃう。騙されて撮られてね。最後はお兄ちゃん帰っちゃうし散々だったよ〜」 一気に捲し上げるように話すあたし。 説明すればするほど胡散臭くなるのはなぜだろう? 「ふーん」 予想通り、納得してないような……。 「長谷川、くん?」 「ベストカップル賞って。お似合いだってみんなが認めたってことだよな」 その低い声は本気で言ってる!? 慌てるあたし。 「勘違いされたんだよ! みんなお兄ちゃん目当てで投票したんでしょ? あたしは……」