お兄ちゃんを見つめながら、唇を開いた。その時――。
「あ、すいませーん」
「ちょっと、いいですか〜?」
はい〜!?
振り返ると、腕に『文化祭実行委員』の輪っかをつけた男子生徒と女子生徒。
な、何!?
振り返ったまま固まってると、
「突然ですが、写真撮らせてもらっていいですか?」
なんともノンビリとした口調で話し出す。
「写真、ですか?」
力の抜けた声で聞き返すあたし。
「あ、そうです。私たち文化祭の実行委員なんですけど、是非一枚撮らせてください!」
なぜか頬を染めながらお兄ちゃんを見つめる女子実行委員。


