叔父さんは健在だけど、新聞記者で、今はアフリカの現地特派員。 多忙な毎日を送ってるらしい。 叔母さんと仲が良かったお母さんが、 是非、家に来て。 とお兄ちゃんを呼んだ。 我が母ながら強引かつお節介。 迷った末、お兄ちゃんは我が家に来たのだ。 「今日から、秀哉は家の子供。家族だから」 小一のあたしは、たまに遊びに来てくれてた従兄弟のお兄ちゃんが家族になって、 単純に嬉しかった。 一人っ子だし。 兄弟が欲しかったから。