春花は少し悩んだが、アルミスがどれほど速いのかという好奇心に勝てず柊の前に乗った。
「よしっ、そこの黄色い羽根のところ、しっかり握っとけよ。」
柊はそれだけ言うと自分は手綱をしっかり握り「リーダーハウス」と一言言った。
フワッ
綿毛を連想させる軽さでアルミスは地面から離れた。
一度、二度と羽根が動いたかと思うと突然アルミスはものすごい速さで進み始めた。
「速っ!」
春花の感想に柊はキラキラと輝く笑顔で答えた。
「すげぇだろ!これがアルミスの速さなんだ。でも、もっとすごいのはアルミスの上に乗ってる俺たちが吹き飛ばされねえってことだ。」
春花は柊の言葉で自分たちが平然と乗っている事実にやっと気付いた。
周りの景色は飛ぶように過ぎていくのに自分たちは相変わらずしっかりとアルミスに乗っている。
「ホントだ…。でも、なんで?」
「アルミスの羽に秘密があるんだ。アルミスのオレンジ色の羽はすごく硬くできてるんだ。その羽の一本一本が風の向きを変えて背中に乗ってる人に当たらないようにしてるんだ。まぁ、他にも理由はあるんだけど、説明が難しいからまた今度教えてやるよ。」
「よしっ、そこの黄色い羽根のところ、しっかり握っとけよ。」
柊はそれだけ言うと自分は手綱をしっかり握り「リーダーハウス」と一言言った。
フワッ
綿毛を連想させる軽さでアルミスは地面から離れた。
一度、二度と羽根が動いたかと思うと突然アルミスはものすごい速さで進み始めた。
「速っ!」
春花の感想に柊はキラキラと輝く笑顔で答えた。
「すげぇだろ!これがアルミスの速さなんだ。でも、もっとすごいのはアルミスの上に乗ってる俺たちが吹き飛ばされねえってことだ。」
春花は柊の言葉で自分たちが平然と乗っている事実にやっと気付いた。
周りの景色は飛ぶように過ぎていくのに自分たちは相変わらずしっかりとアルミスに乗っている。
「ホントだ…。でも、なんで?」
「アルミスの羽に秘密があるんだ。アルミスのオレンジ色の羽はすごく硬くできてるんだ。その羽の一本一本が風の向きを変えて背中に乗ってる人に当たらないようにしてるんだ。まぁ、他にも理由はあるんだけど、説明が難しいからまた今度教えてやるよ。」


