一斉に振り返ったシチロー達の目に映ったものは…



てぃーだ
「なんて酷い事を……」



シチロー
「こんなのどかな温泉地で、まさか『殺人事件』なんて!」



そこには、湖面に浮かぶ『Vの字形』の人間の両脚があった!



思えば…出掛ける時から靴のヒモが切れたり…『六つ墓村』という温泉地の名前…なにかいやな予感はしていたのだが…



老婆
「あれは……」



眉間にシワを寄せ、目を細めて湖に浮かんだ脚を見ていた老婆が口を開いた……















老婆
「あれは『六つ墓村ウォーターボーイズ』じゃ♪この村にはプールが無いよって、この湖でシンクロの練習をしとるんじゃよ♪」



シチロー
てぃーだ
子豚
ひろき
「紛らわしい事してんじゃね~よ!」



やがて、水泳帽を被った男達が次々と現れ、満面の笑顔でポーズを決めた。


『ウイ~ア~ウォーターボーイズ♪』