「何だよ。」


先生に言われて我に返った。


何秒かは立っていただろう。


「え、あ、ごめん!ボーッとしてた」


あの止まった少しの時間で

私は色んなことを考えてた。




先生の真っ直ぐな瞳に

吸い込まれそうだった。




「宮田、今日お前やっぱ何か変だぞ」


「えっ?」


「何か目が・・・」



目・・・?



私やっぱりそんな

顔してたかな・・・?




「宮田・・・」





急に先生の顔が近づいてきて


近距離で見つめ合った




「先生・・・?」